禅の美空間 大徳寺真珠庵にて♪ |
大徳寺 非公開文化財 真珠庵 「庭玉軒」でのお茶会に参席いたしました。
真珠庵の所以は「雪の降りしきる破れ寺の中で修行していると、破れた障子の隙間から雪が入り込み、その雪が月の光にきらめいて、真珠のように輝いた」、という中国の故事に習い命名されたそうで、一休宗純が開祖の由緒正しい塔頭です。
中心となる方丈の室中には一休宗純が安置され厳かな空気が漂います。
薄茶席では、長谷川等伯「商山四皓図」(しょうざんしこうず)の素晴らしい襖絵に囲まれながら一休禅師直筆の掛け軸を前に野々村 仁清の天目茶碗で有りがたい一服をいただきます。
朝日新聞ネットより
わび茶の祖とされる村田珠光作と伝わる「七五三の庭」
朝日新聞ネットより
書院の東、わび茶の祖とされる村田珠光作の名勝「七五三」の枯山水のお庭を通り、いよいよ「庭玉軒」でのお濃茶です。
金森宗和の好みのこの茶室は「内露地」で、にじり口の代わりに障子口(貴人口)になっており、宗和・公家茶道の美意識を感じます。
3畳弱の広さしかない茶室は最終回夕暮れ時に辺りもうす暗く、手燭の蝋燭の灯をたよりの幽玄な世界が広がります。
掛け軸は大燈国師の「文殊師利井」、野々村 仁清の耳付き茶入れ、天目茶碗、片桐石州のお茶杓などなど素晴らしいお道具を目の当たりにし緊張ひとしお。
偉徳を今につたえる禅の美空間に歴史の重みを感じながら、崇高な時間を過ごしました。
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