美しい里山でアートを満喫、「越後妻有アートトリエンナーレ」その1 |
越後妻有地域(新潟県十日町市+津南町)の里山を舞台に3年に1度開催される
世界最大の国際芸術祭も、2000年のスタート以来、今回で4回目を迎えました。
見どころは本当にたくさんあるのですが、その中でも素晴らしかったものを
2回にわたってご紹介しますね。
まずは私が一番感動した、ロシア人アーティスト、イリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」。
秀作です!
こちらの作品のように、2000年~2006年の芸術祭で制作された作品も多くあるのですが、
里山の中に今もなお大切に残され、とても手入れが行き届いていることに驚きました。
一万枚の白いドレスの空間は旧飛渡小学校の向井山明子さん作品です。
藤原吉志子の一見かわいらしいこの作品。
実はレイチェル・カーソンの『沈黙の春』からインスピレーションを得た社会派の作品です。
ジェームズ・タレルの「光の館」の天井から、四角く切り取られた空の刻々と移り変わる空の
光や雲を眺めていると、時が経つのも忘れてしまいます。
実は谷崎潤一郎の「陰影礼賛」からインスピレーションを得たというこの「光の館」は
瞑想のためのゲストハウス。次回はぜひ泊まってみたいです。お風呂も風情があって素敵でした。
廃校となった旧名ケ山小学校を舞台に、先日ご紹介した銀座のギャラリー小柳や
小山登美夫ギャラリーなど、日本を代表する7つのギャラリーが参加した「福武ハウス」。
美しい里山の景観や建造物とともに、必見の作品はまだまだ続きます。
明日もお楽しみに!
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