Baccarat 創設250周年記念 「バカラと日本の幸福な出会い」 |
250年の歴史を持つ「Baccarat」の創造に影響を与えたとされる「日本との出会い」をテーマに、
日本画家石踊達哉氏の代表作「青海波」をあしらった新作の花器やグラスを発表されました。
「青海波紋様」は、波を扇状の形に描き表す幾何学模様で、どこまでも広がる大海原に絶えず繰り返される穏やかな波のように、平穏な暮らしがいつまでも続くようにという願いを込めた平安時代から続く吉祥文様です。青海波の呼び名は源氏物語にも登場する雅楽の舞曲の名前から付けられたとも言われています。
その「青海波紋様」を現代の日本画に表現されていらっしゃるのが石踊達哉先生です。
この日は石踊達哉氏によるトークショーでお話をうかがいに参りました。
開場の舞台を飾る目の覚めるような鮮やかなブルーの二つの「青海波屏風」は、希少な天然石ラピズラリを時色に塗り、その後プラチナとゴールドで一気に青海波を描かれて仕上げられたとのお話でした。ラピズラリは、邪気を退けるパワーをもちますが、自身の心の邪念も退けるといわれます。
怒りや嫉妬などを払いのけ、危険を回避してくれます。 心にある誤った考え方を正し進むべき道を示してくれるそうです。
ラピズラリ青く澄んだ色と重なり合う青海波屏風の紋様に吸い込まれるような思いでした。
パリ バカラミュージアムの所蔵品の中で日本美術にインスパイアされたコレクションの中から復刻した作品や、高さ約4メートルの大きさでリバイバルされた2億5000万円の「ニコライ2世の大燭台」の特別展示も披露。
1年の締めくくりにクリスタルな午後を満喫いたしました。
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